田舎の中古物件に住もう!!|廃墟リフォームシリーズ【床板(フローリング無垢材)編】#1

DIY廃墟リフーム

新しい生活様式がジワリジワリと普及しており、徐々に世の中のスタンダードは変わりつつあり、都市部から企業の本社機能の移転や、オフィス需要が失われつつあり、とりわけ2020年はまさにテレワーク元年とも言えます。テレワーク、リモートワーク、ワーケーションなど新たな働き方が模索されつつありますが、いずれにしても東京・大阪などの大都市に無理やり居住しなくてよい人は、日本中に数多にある空家を活用し、地方に分散して住むのが幸せかもしれません。

さて、今回から廃墟DIYシリーズです。20年以上放置された4DKの一軒家(雨漏り多数)を人が住めるようにDIYで復活させるシリーズです。

もちろん外壁や防水、屋根などの補修も含めると、過去の経験から、この規模のリフォームは業者に依頼すると500万円以上、1千万円規模の比較的高額な予算が必要ですが、何とか300万円程度で再び使えるようになればと思います。

さて今回は、劣化した床にフローリングを張っていきます。

風化寸前の床をとりあえず掃除する

埃や砂が積り、無残に天井が剥がれ落ちていました。とりあえず、床面が見えるよう掃除をしていきます。

表面は水(洗剤)で洗い、ドライワイパーとモップで拭きあげて汚れを落とします。

お掃除の動画はこちら

この部屋の場合、汚れているのは長年降り積もったほこりと雨漏りに混じった土などの汚れで、カビているという部分はあまりありませんでしたので、多少アルコール消毒しただけで、カビの発生は、接着剤に含まれる微量のホルムアルデヒドにお任せします。

この部分は劣化が激しかったので、既存の床材の表面を少しはがし、適当な板を表面に接着し、高さを合わせました。

無垢のフローリング(実は壁用の羽目板)を張ります

この部屋は、フローリング材の代用として、壁用の羽目板がホームセンターのセールで安く売っていたため、これを使います。

2メートルの羽目板をレンガ張り(互い違い)に接着剤と釘で既存の床に張っていきます。

一枚一枚寸法を測りながら、部屋の大きさに合わせて板の長さを調整しながら張り進めます。※手ノコで切っていますが、電動の丸ノコやジグソーで切ったほうが時間を短縮できますが、この時点では電機が開通していなかったため、手ノコでカットしました。

隣の和室の床張り作業から電気が開通したので、丸ノコを使用します。

プロも使用しているマキタの丸ノコですが、バッテリー式のものが取り回しがよく、私はこの小型の125mmの刃を使用するタイプを使っています。比較的小ぶりな刃ですが、ツーバイフォーの木材もカットでき、DIYではこれ以上は必要ないというくらいです。

こちらは、DIYで人気のDCM(ホーマックやくろがねや)グループの85mmの超小型の刃がついた丸ノコで、DIY系のチャンネルでたくさん取り上げられています。

小さな板を切るのに向いていますが、コンパネ程度の厚さであれば普通に切ることができるので、ちょっとした木材しか切らないという方には安いのでおススメです。ただし純正の刃はいまいちなので、そこそこのグレードの刃に取り換えると切り口が格段にきれいになります。

フローリング張りは、高度な技術よりも根気と丁寧さが求められます。

接着剤はできるだけ、ウレタン系のものを使います。無垢材の場合、酢酸ビニール系の木工用ボンドを使用する人もいますが、板同士の接着するならよいのですが、乾燥時に多少収縮して床なりの原因となる場合が多いので、床との接地面は床用のウレタン系接着剤を使用することを推奨します。

※根太に張る工法であれば、床材メーカーは推奨しませんが、木工用ボンドでもよいと思います(自己責任で)。

材料費

羽目板8畳分 杉板約25,000円くらい

接着剤 ウレタンボンド2000円、木工用ボンド1000円程度

表面塗装用クリアニス(ウレタン系またはアクリル系)6000円くらい

おおむね3.5万円程度で施工できます。

動画はこちら

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