養生・マスキング
和室の場合、四方をマスキングテープでマスキングしましょう。床や漆喰は、特に顔料や樹脂が配合さていいるものは、なかなか汚れると修復が難しいため、養生は必須です。
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砂壁の下地処理
砂壁にそのまま漆喰や珪藻土を塗ると、灰汁が浮いてきたり、水分を下地の砂が吸って崩壊する恐れがあるため、樹脂などを塗り、下地を固めます。
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この写真は、フジワラ化学の【アクドメール】というアクリル樹脂の下地処理剤を塗布しています。この壁は劣化が激しいので、ハケで塗っていますが、ローラーばけでの塗布が一般的です。
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アクドメールの場合、砂壁は、一回目は、水で2倍に希釈して塗り、2回目は現役で塗布するのがよいでしょう。
崩壊が厳して場合は、スプレータイプの下地処理剤もありこちらもおすすめですが、コストパフォーマンスはアクドメールに軍配が上がります。写真は、アサヒペンの【アサヒペン 壁おさえスプレー 】ですが、1本で2畳(2度塗りすると1畳程度)くらい施工できます。
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漆喰の調合
漆喰を水で溶き、練ります。
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漆喰が難しいという場合は、このような樹脂と珪藻土などを配合した漆喰風の素材もあります。塗りやすさや練りやすさは、さほど変わりませんが、漆喰の場合、下地から灰汁が浮いてくるので、下地処理をかなり厚塗りにする必要があるので、施工時間を考えると、こうした専用の壁材のほうが合理的です。
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漆喰は、バケツなどの丸い容器で練ります。拡販するのに撹拌機などを使うと時間が短縮されますが、電動ドリルにパワーミキサー用のアタッチメントをつけても、ある程度パワーがあれば、使用できます。
ただし、インパクトドライバーで撹拌するのは、ドライバーのモーターが焼き付く可能性があるのでお勧めしません。
私は、安い電動ドリルドライバーに自作の撹拌機をつけて混ぜていますが、バケツ一杯程度であれば、これで十分です。
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※全ネジボルトの先に木片をボルトで固定します。パワーミキサー用の撹拌機は重く、ドリルドライバーで回転させるのは、かなりパワーが必要なため、私はこちらのほうが、使い勝手がよいと思います。
なお、漆喰を練るのも面倒くさいという場合は、練りあがったものも販売されていますので、こちらは買ってきてそのまま塗れます。コストは粉末のものの2倍~5倍くらいかかりますが、非常に塗りやすいので、初めて塗る場合は、これらの市販品を買って練習してみるのもよいと思います。
漆喰を塗る|左官鏝(こて)で塗ろう!!
練った漆喰をコテ板に乗せ、左官ごてで壁を塗っていきます。セオリーは左上の隅から塗っていきますが、それほどこだわることはないと思います。
とりあえず、均一に塗っていきます。
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上下左右の隅は、このように左官ごての長辺などを利用し抑えるように隅に漆喰を塗るとよいでしょう。
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漆喰は飛び散っても、ウエスで拭き取ることができますが、配合された樹脂系の漆喰系の壁材は、拭き取りがかなり難しいものもあり、特に外壁にも使用できるモルモルは固まるとセメントのような強度になり、顔料が木などにしみこむので気を付けましょう。
※コテ板や左官ごてはホームセンターで打っているものでよいですが、左官ごては、100円ショップのものではなく、仕上げ用のある程度しなりのあるものがよいでしょう。
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