田舎の中古物件に住もう!!|廃墟リフォームシリーズ【床板(東洋テックス ダイヤモンドフロアー)編】#2

DIY廃墟リフーム

和室の畳を撤去

畳は約65mmありますが、撤去すると下地はベニヤ板でした。

今回は以下のように3重に床を張っていきます。工法は、一応、変則的な根太工法です。

下地強化のために12mmコンパネを張る

畳を撤去すると、和室の下地が出てきましたが、畳敷きであったため、下地材が軟弱なベニヤ板(おそらくは4~5mmくらい)やそれを支える根太はスパンが広く、とても、その上にフローリング材を直貼り(捨て貼り)するわけにはいきません。

床板の上に乗るとベニヤがベコベコたわみます。

そこで、既存の下地の上に、とりあえず構造用合板(いわゆるコンパネ)を張ります。コスト優先のため、コンクリート型枠用の堅いものではなく、針葉樹の合板を使用しました。合板の端を丸ノコでカットし、 65mmのコーススレッド(木ねじ) を下地の既存根太の上から30㎝間隔くらいで打っていきます。

※針葉樹合板は、強度がいまいちなので、本来はコンパネを使用するのが望ましいでしょう!!

高さ調整のために根太を張る

通常は下地の上に直接フローリング材を張ってもよいと思いますが、もともと和室で畳敷きだったため、元の床面と同じくらいの高さにするため、4cm(40mm)の角材(KD材)を根太として上張りします。

根太は1尺(30cm(303mm))感覚で配置し、65mmのコーススレッド(木ねじ)で固定します。

断熱材を張る

根太の角材の隙間は、断熱材スタイロフォームで埋めていきます。今回は根太が40mmあり、スタイロフォームが30mmのものしか入手できなかったため、10mmの発泡スチロール板を下に敷き、高さを合わせています。

ちなみにスタイロフォームと発泡スチロールの断熱効果は、原料が同じため、差はありませんが、発泡スチロールは掃除が面倒なので、20mmスタイロフォーム2枚のほうがよかったかもしれません。

スタイロフォームはカッターで切りますが、私は面倒なので、丸ノコで切断しました。

隣の和室の床張り作業から電気が開通したので、丸ノコを使用します。

プロも使用しているマキタの丸ノコですが、バッテリー式のものが取り回しがよく、私はこの小型の125mmの刃を使用するタイプを使っています。比較的小ぶりな刃ですが、ツーバイフォーの木材もカットでき、DIYではこれ以上は必要ないというくらいです。

こちらは、DIYで人気のDCM(ホーマックやくろがねや)グループの85mmの超小型の刃がついた丸ノコで、DIY系のチャンネルでたくさん取り上げられています。 小さな板を切るのに向いていますが、コンパネ程度の厚さであれば普通に切ることができるので、ちょっとした木材しか切らないという方には安いのでおススメです。ただし純正の刃はいまいちなので、そこそこのグレードの刃に取り換えると切り口が格段にきれいになります。

フローリング材を張る

フローリングは東洋テックス ダイヤモンドフロアーAA2というかなり光沢のある表面が堅いモデルを使用しました。

堅いので、安物のマルノコの純正の刃では切り口が荒くなるので、刃だけでも良いものに変えましょう。

今回は2尺ずらしで張っていきます。根太にフローリングの端が乗るように施工するため、どうしても合わない場合はカットします。

※このようなイメージです

板の固定よりもカットのほうが重要で、うまくカットできれば、巾木なしでもきれいに見えます。

床でカットするよりも、このような馬で台を作り大きなスペースを使ってカットするほうがきれいに施工できます。

柱型は丁寧にのこぎりでカットして、橋をカンナでけがいて合わせます。

フローリング材の固定

フローリング材の固定は、ウレタン系の接着剤と今回は施工説明書では×とされていましたが、細めのコーススレッドで固定していきます。

端の部分は必要に応じて釘を打ちます。

接着剤はできるだけ、ウレタン系のものを使います。無垢材の場合、酢酸ビニール系の木工用ボンドを使用する人もいますが、板同士の接着するならよいのですが、乾燥時に多少収縮して床なりの原因となる場合が多いので、床との接地面は床用のウレタン系接着剤を使用することを推奨します。

材料費

構造用合板 1200円×8枚=9600円

KD材 2000円(16本束)

断熱材 1200円×7枚=8400円

フローリング 1坪 14000円(セール品)×4=56,000円

ボンド 1100円 ビス350円

くらいでした。大体7万円台くらいで施工できました。フローリングのグレードを落とせばさらに安く施工ことができますね。

※上記はあくまで材料費です。業者施工の場合は、これに利益が乗りますので、倍以上の金額となるのは必至!!安くあげるならばDIY施工一択です!!

コメント