転職ビジネス、ヘッドハンティングなど、昔にくらべて、1つの会社に縛られない生き方も増えています。
現在の会社で、そこそこのポストを得ている場合などはその地位が転職上有利に働く場もありますが、
しかし、学歴や経歴など何か足りないものがある場合、転職はなかなかうまくいかない場合があり、転職成功させるためには、学歴や職歴など、何か自分に足りない部分があるとすれば、それを補う必要があります。
例えば、転職の場合、もしも学歴が足りないのであれば、それを同じ学歴で補おうとすると膨大な時間がかかり、労力も膨大です。
そこでお薦めなのが、割と簡単に取れる資格で、学歴やキャリアを補うということです。
今回は、転職に有利な、しかも難易度が中程度のコストパフォーマンスの高い資格をご紹介します。
文系におすすめの資格
以下の資格は、数週間から数カ月の学習期間で十分合格できる資格です。資格取得に何年、何十年も費やす人もいますが、資格取得は、収入UPの手段にすぎないため、サクっと取ってしまいましょう。
宅建士
不動産業者必須とも言えます。正式には宅地建物取引士といい、従来は宅地建物取引主任者と呼ばれていましたが、不動産業は従業員5名に対して1名の割合で宅建士が必要であり、これを満たさなければ不動産屋としての営業を継続できないため、不動産業者には必須の資格です。
国家資格ですが、難易度は、その資格だけで独立開業が可能な行政書士や社会保険労務士に比べ、難易度がやや低い割には(試験問題はこれらの2資格は5択問題、宅建士は4択問題です。)、
就職などにこれらの資格より有利なので、取得していれば、転職の選択肢が広がり、また、資格手当など、給料に直結するメリットもあり、就職目的であれば、行政書士、社労士などよりも有利です。
また、管理業務主任者やマンション管理士、賃貸不動産経営管理士等の難易度や試験範囲に共通性がある資格にも宅建試験の勉強が生かせます!!
学習方法は、通信教育、テキストでの学習のみでよいでしょう。スキマ時間を有効活用できる【オンスク.JP】など格安のオンライン講座で学習し、きちんと問題集をこなせば、十分合格ラインに達するとおもいます。
法学部や公務員試験などで法律(民法)を学んだことがあれば、テキストと問題集だけでも十分です!!
テキストは薄めで要点だけ書いてあるもので十分なので、問題集を中心に学習する方がよいでしょう。最近は、kindol(電子書籍)対応のものが多いので、kindol版を使って、隙間時間に学習するのもおすすめです。
簿記検定2級、3級
3級は商業簿記のみ、2級は商業簿記+工業簿記ですが、通信教育や市販のテキストのみでも、計算(算数)に抵抗がなければ、取得できます。
「簿記」というと難しく感じますが、計算自体は小学生でもでき、試験に電卓を使用してもよいので、あまり難しく考える必要はないでしょう。
2級までであれば、ほぼ独学で取得できます。簿記検定3級でも持っていれば、特に女性や経理会計食の募集に有利です。
勘のいいひとならば、2~3週間あれば3級は取得可能なので、最もコストパフォーマンスのよい資格と言えます。
もちろん、学校や通信教育などで学ぶことが近道です。初めで学習する書学者の場合は、通信教育はジャスネットキャリアなど、低価格で学べるオンライン学習がオススメです。
計算が得意、または、経理の仕事をなんとなくやったことがあるという人は、テキストと問題集のみで十分合格できます。
どのテキスト・問題集でもあまり大差はありませんが、定評があるのは、TAC、LEC、大原など資格の学校が出しているものであれば間違いありません!!
防火管理者
講習のみで取得可能です。 消防法に定められた国家資格ですが、最も簡単に取得できる国家資格です。
建物の規模などにより、設置が義務付けられているため、転職業やテナント業には必須の死角と言ってもよいかもしれません。甲種と乙種があり、管理者に慣れる建物の規模などは異なりますが、どちらも公衆に行くだけで取得できます。
公衆のみで取得可能なため、実務経験や、理系・文系など全く関係ありません。
講習日程はこちら日本防火・防災協会のホームページで全国から検索できます。
難易度高めだけど、取れれば独立開業も|チャレンジしてみたい資格!!
- 行政書士
- 社会保険労務士
- 税理士(科目別)
- 簿記1級
など、上記の簿記や宅建に合格したら、ステップアップのために目指してみれば面白いでしょう。
簿記で独立することはできず、宅建で独立するためには、不動産業の免許(宅地建物取引業者)が必要で、これには、業界団体の入会金や保証金などを含めると百数十万円は必要になります。
しかし、行政書士、社労士などは、行政書士会などへの加盟料、会費のみなので、30万円程度で独立開業できるというメリットがあります。
もしも、上記ライセンス取得後、余裕があれば狙ってみるのもよいでしょう。
取ってはダメな資格やあまり収入ににつながらない資格|資格ビジネスに騙されないで!!
取ってはダメな資格の典型は、資格の主体がいわゆる民間に近いような団体が運営している民間資格です。○○士、××コーディネーター、○×検定などと、それらしい名称を付けているけれど、
何に利用していいのかよくわからないような資格です。
名称独占資格=× 業務独占資格=○
また、国家資格であっても、「名称独占資格」と呼ばれる資格があり、○○士などど名乗れるだけの、いわば、名前だけの資格があります。
取得する意味がないとは言いませんが、その資格がないとそもそも業務ができない資格や免許、これを「業務独占資格」と言いますが、業務独占資格の方が、独立にも就職にも有利です。
もっとも、簿記のように、学習過程で知識が取得でき、直接、仕事のスキルとして生かせるものは別です。
したがって、同じ時間を費やすのであれば、業務独占資格を目指してください!!
この記事の執筆者
- ふじのよしかず(藤野慶和)
- 職業:行政書士、宅地建物取引士、ブロガー、編集者
- 経歴:大学卒業後、約17年間、農業関係の独立行政法人に勤務。
- 2015年退職後 ふじの行政書士事務所開業(所長に就任)、YCY合同会社代表
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