リーマンショック級どころではない【世界恐慌】に備えよう!!

ビジネス・副業・起業

新型伝染病の世界的なまん延に端を発した世界同時株安、そして、世界中の交通機能の遮断など、今回の件は、単なる病気のまん延ではなく、世界恐慌のトリガーが引かれたと考えて差し支えないでしょう。

少なくとも2008年のリーマンショツク、1987年のブラックマンデーを超える景気の後退(リセッション)の可能性が高くなってきています。

なぜなら、アメリカの株価は市場空言の高値で、株価かだ高ければ高いほどその暴落時のエネルギーは膨大です。

過去の経済危機の株価の下げ幅

リーマンショックの下げ幅

2007年10月14000ドル➡2008年9月リーマンショック 11420ドル➡2009年3月6626ドル・・・2013年2月に14000ドル回復   高値から▲53%

今回はこれ以上と考えるのが妥当でしょう。

既に金融バブル崩壊寸前だった

既に、アメリカは新型コロナウイルスまん延前から、金融バブル絶頂期で、いつ暴落してもおかしくない状態でした。今暴落しているのは、実体経済と、金融バブルが調整されていると考えると分かりやすいと思います。つまり膨れ上がった金融バブルで生み出された、幻想的ともいえるマネーが中国、アメリカ、日本ともに、富裕層の中だけをぐるぐると回り、一般庶民はその恩恵にあずかっていなかったということです。

  • 株・・・ETFや自社株買いなど、大企業や政府が無理やり株価を吊り上げていた。
  • 債券・・・ハイイールド債やCLOなどのデリバティブ商品が横行、つまり、レバレッジをかけて、実際の投資額よりも何倍にも膨れ上がった金融商品
  • 日米ともに、住宅用に一般の投資はさほど伸びていなかった。住宅価格が高騰していたのは、日本の場合、相続対策やチャイナマネーの爆買いの名残。高止まりしているだけ

1929年の世界恐慌はどうだったか?

  • 発端はアメリカ合衆国のウォール街(ニューヨーク株式取引所)で1929年10月24日(後「暗黒の木曜日」)に株式が大暴落
  • 1930年代に入っても景気は回復せず、倒産、預金封鎖(銀行倒産)、そして経済不況が深刻になり、1300万人(労働者の1/4)の失業者を出す。
  • 恐慌は1936年頃まで続き、アメリカに端を発する恐慌が、欧州、そして世界に伝播、ヨーロッパ各国のみならず日本などアジア諸国にも影響をあたえる。
  • 資本主義各国は恐慌からの脱出策を模索する中で対立し➡ファシズムの台頭そして、大国間の利害の対立(日本においては、世界の国々の保護主義化に伴い、石油、石炭をはじめとする物資の不足)から、第二次世界大戦がもたらされることとなった。

日本は復活の可能性が高かもしれない?

  • 実は内需型の国・・・実は日本は内需型の国で、アメリカに次ぐ内需大国、➡世界2位の内需国であり、実は世界6位(5位という説もあります)の農業大国のため、少なくとも食料は不足しない。
  • 島国の日本や台湾などは、伝染病の封じ込めが他国に比べ計画的におこなえる。
  • 延期しても東京オリンピックが開催されればその分需要がある・・・ホテル、外食産業
  • 第4次産業革命・・・テレワークを中心とした在宅勤務、フリーランス化など、強制的に働き方をに近代化するチャンス
  • 消費税減税・・・実は最後のカード【減税カード】を残している
  • 国債発行・・・日本国債は円建てなので、多少インフレになったとしても、理論上は財政出動がいくらでも可能

以上のように、いま世界は90年ぶりの大恐慌の入り口に立っていますが、日本の場合、合理的に判断し、冷静に対処すればダメージを少なく食い止めろることができると思いますので、個人単位でも今後の働き方やどのような産業が伸びるかをしっかり考えていくことが重要でしょう。

コメント